あなたに恋をする---  オリジナル恋愛小説

 プロローグ

《朱音Side》

 

ジリリリリリ…

うるさい目覚ましの音が棘のように耳に突き刺さる。

朱音は目をこすりながら仕方なく目覚ましをとめた。

今日は2度寝はしない!

だって今日は[桜田高校]の入学式だから!

朱音は桜田高校に行きたかったんだもん!いっぱいいっぱい勉強して受かったから!

るんるん気分で朱音はお母さんとお父さんがいるリビングに向かった----。

 

まさか、この高校を選んで、朱音の人生が変わるなんて

まだこのときは誰もわからないんだ---。